てのひらは線だけでなく、それぞれの場所にも意味があるとされています。
「丘」と「平原」
てのひらのふくらみのあるところを「丘」、へこんでいるところを「平原」と呼びます。それぞの場所には宇宙の惑星の名前がついていて、意味を持っているようです。人は宇宙の影響を受けていると言われていますが、手相でも、宇宙の惑星のエネルギーや波動の影響を指先で受信して、てのひらの丘で貯蔵していると言われています。
丘は適度に発達している方が、その丘の意味が強調されると言われています。かといって、異様に盛り上がっていたりすると強調されすぎて凶に転じると言われています。
盛り上がりが少ないと心配しないでください。丘の発達具合だけでなくそこに現れている線でも見ますので、盛り上がりが無ければダメというわけではありません。また、悲観するだけでなく、その部分を改善していく方法、物事のとらえ方を変えていくと変化していきます。
この考え方は西洋の手相だけと思っていたのですが、東洋の手相でも同じように「宮」(巽宮、離宮、坤宮・・・という名前があります)で考えられていたようで、初めて知った時は同じだとびっくりしました。
①月丘
てのひらの小指の下の手首に一番近く膨らんでいるところを月丘と言います。
感受性が豊かでクリエイティブな才能、想像力もあります。また、自分以外の人の支援や引き立てを受けやすかったりもします。月丘は指とつながっていない場所なのですが、天体と一緒ですね、太陽の光を反射して光っている、他の丘とは対象になる位置に存在しています(その他の惑星の波動も吸収して放出すると言われています)。
また、この部位の盛り上がりが少なく薄い人は、現実的な考え方で目に見えないものは信じない傾向があるので、目先のことにこだわるようです。
②金星丘
親指のつけ根から下部分のふくらみです。
愛情面や体力、スタミナや芸術性が見て取れます。名前の通り、金星からのくるエネルギーの貯蔵室です。この部分に格子状に線がたくさん入っている人は、愛情深く、優しい人と言われています。
また、この部位の盛り上がりが少なく薄い人は、エネルギー不足で疲れやすくスタミナ切れになりやすいです。また、愛情表現も苦手な傾向にあります。
手相を見る時は、良い悪いではなく「今は、そうなんだ」という風に受け止めてくださいね。いくらでも改善する方法、考え方はあります。