「しめ飾り」づくりに初挑戦してきました。
大阪市生野区にある清見原神社で「自分で作ったしめ縄でお正月を祝おう!」しめ縄∞プロジェクトというチラシを見かけたので参加してきました。
清見原神社は、ご祭神・天武天皇を大阪でお祀りする唯一の神社だそうです。奈良の明日香にあった都・浄御原宮から難波宮への行幸中に行宮としてご休憩になった場所であり、壬申の乱前に一時お籠りになった吉野を顧みられたという伝承が残っているそうです。
お正月を迎えるために必要なモノと言えば、「門松」「しめ飾り」「鏡餅」です。「鏡餅」はいつも用意をしていますが、「門松」や「しめ飾り」は飾りにくいし、置き場所無いしって飾っていませんでした。
図工工作が嫌いだった私は、作るのなんて上手にできないから絶対嫌!と思っていたのですが、何を思ってか作ってみたいっと好奇心が出て申し込みを。最近、身もこころも軽くなってきて、いろんなものに氣軽に申し込みをするのは良いのですが、いざ当日その時間となると揺り戻しのように緊張して躊躇するこころが。でも、初めての事、初めての場所は誰だって緊張するものですよね。
講師のCHIZUさんは、日本の神話の「古事記」と出会い、身近にありながら深く知らなかった神社や神道文化に魅了されて、その中でもしめ縄作りに魅了され世界に広める活動をされているそうです。現在は、清見原神社で雅楽や神楽を学びながら神職を目指されていて、すごくお話上手な笑いも取れる可愛い女性です。
まずは、お正月飾りに込められた意味や歴史をスライドを使って説明してもらいました。お正月っていうのは、1月中を指すそうです。しめ飾りは、歳神様をお迎えするのに神聖な場所であることを示すという意味や、不浄なものなどが入らないようにする結界の役目などがあるそうです。
おせち料理もそうですが、日本の伝統あるものって言うのはなぜそれをするのかちゃんと意味や願いが込められているんだなと改めて思いました。形だけなら必要ない?と思ってしまいがちですが、歳のせい?(笑)もあってかないのか、初詣も行きますが、家に歳神様をお迎えできるならもっとちゃんとした方が良いんじゃないの?なんて思いました。
いざ作り始めると、わらをねじったり1本のわらに成形するのも簡単そうで力もいるし難しい。でも、ただねじっただけのものが1本に成形すると崩れてこないのには驚きです。そこに稲穂とお札をつけて出来上がりです。お札には神社の御朱印を押してもらっていたのですが、宮司さんが書いてくださるとのことだったので身もこころも豊かになるようにと「豊」と書いていただきました。
自分で作って出来上がったら嬉しいですね、やっぱり。何でも同じですが、こうやってお正月を迎える準備を一つでも始めると、こころも新しい氣持ちに切り替えができ次に向かって進めます。昔を引きずらない、意識を切り替えるためにも良いことだなって改めて思いました。