先日、友人と参拝を兼ねて、伊勢へプチ旅行に行ってきました。
普段から、そこまで熱心に写真を撮るタイプではないのですが、
初めて行く場所だったり、あとで思い返したい景色だったりすると、
記録やメモ代わりに撮ることがあります。
今回、最初に訪れたのは
二見興玉神社。
実はここ、
「行ってみたい」と思ってから、20年くらい経ってやっと実現した場所でした。
伊勢神宮に参拝するのに、まず参拝する神社と言われています。
道開きの神様、猿田彦命をお祀りしている神社。
夫婦岩を眺めたり、砂浜に降りて、波音も心地よくて、
空気もやわらかくて。とても穏やかな時間が流れていました。
そんな景色を見ながら、
スマホで何枚か写真を撮っていたはずでした。
ところが――
ランチでお店に入り、待ち時間に
「どんな写真撮れてるかな?」とアルバムを開いたら、
……何も写っていない。
友人と一緒に、
「SDカードに入ってるんじゃない?」
「保存できてないだけかな?」
なんて言いながら確認したのですが、
どうやらエラーが起きていたようで、結局一枚も残っていませんでした。
もしこれが、
分刻みのタイトなスケジュールだったら。
「あとで写真を見返せばいいや」
そんな気持ちで景色を流し見していたら。
きっと、すごく悲しい気持ちになっていたと思います。
でも今回は、ゆる~いスケジュールを組んでいたので
時間に余裕を持っていて、
海の音も、空気も、その場の感覚も、
ちゃんと味わいながら過ごしていました。
だから、写真は残っていなくても、
身体が覚えている。
「ああ、身体の芯から本当にリラックスできた時間でよかったな」って、
ちゃんと感覚として残っているんです。
そのとき、
「一瞬一瞬をちゃんと味わうことって大切なんだな」
と改めて感じました。
つい私たちは、
写真に残すことや、記録することに意識が向きがちです。
でも、本当に大切なのは、
その瞬間に自分が何を感じたか。
風の匂い。
空の色。
波の音。
そのとき隣にいた人との会話。
そういうものを、
ちゃんと「今ここ」で受け取ることなのかもしれません。
もちろん、その後の予定も――
しっかり味わいながら過ごしました(笑)
写真はなくても、
こころにちゃんと残る。
そんな時間を、これからも大切にしていきたいなと思いました。
(トップ画像は友人にもらった写真、下のポストはその後訪れた展望台で自分で撮った写真です。)


